自然と向ったのは、先日連れていってもらったこの城の屋上。アルベール王国が一望できる場所。
一心不乱に駆けていると、遠くから私の名前を必死に呼ぶ声が聞こえてくる。
「悠里ちゃん、悠里ちゃん」
「こむぎ?」
「そう、僕だよ」
こむぎ、どこ?
どこにいるの?
扉を開け放って屋上に出ると、すぐにその場にへたり込んだ。いつのまにか、頬にはいく筋もの涙が伝っている。
「こむぎ、こむぎ、助けて。私、この世界でもうまくいかなかった。もうなにを信じていいのかわからないの」
突然、辺り一帯がオレンジ色の光に包まれたかと思うと、それはすぐにおさまり、目の前に一匹の犬が現れた。
「こむぎ……」
一心不乱に駆けていると、遠くから私の名前を必死に呼ぶ声が聞こえてくる。
「悠里ちゃん、悠里ちゃん」
「こむぎ?」
「そう、僕だよ」
こむぎ、どこ?
どこにいるの?
扉を開け放って屋上に出ると、すぐにその場にへたり込んだ。いつのまにか、頬にはいく筋もの涙が伝っている。
「こむぎ、こむぎ、助けて。私、この世界でもうまくいかなかった。もうなにを信じていいのかわからないの」
突然、辺り一帯がオレンジ色の光に包まれたかと思うと、それはすぐにおさまり、目の前に一匹の犬が現れた。
「こむぎ……」



