夕方になり、ライラによって化粧が施されていく。先日よりももう少し大人っぽく、上品に見えるように仕上げてくれた。
「ユーリは綺麗な顔立ちなので、いろいろと塗る必要はないですが」
なんて言われれば、お世辞だとわかっていても嬉しくなってしまう。
今夜は髪もライラにお願いした。どうしたらこの長さでこんな素敵になるの?ってぐらい、複雑な編み込みを施して、ドレスに合わせた飾りをつけてくれた。
そして、首元にはクリスから受け取ったネックレスをつけた。
「用意はできたか?」
ブラッドが迎えに来てくれて、ライラと共に立ち上がる。
「ユーリ、剣は持っているな?」
「はい」
これまで、短剣が必要になるような、危険な目にあったことは一度もない。けれどブラッドは、短剣をいつも身に付けておくようにと言う。それが王城内であってもだ。なんだか否応なしに、日に日に警戒心を高められていくようだ。
「ユーリは綺麗な顔立ちなので、いろいろと塗る必要はないですが」
なんて言われれば、お世辞だとわかっていても嬉しくなってしまう。
今夜は髪もライラにお願いした。どうしたらこの長さでこんな素敵になるの?ってぐらい、複雑な編み込みを施して、ドレスに合わせた飾りをつけてくれた。
そして、首元にはクリスから受け取ったネックレスをつけた。
「用意はできたか?」
ブラッドが迎えに来てくれて、ライラと共に立ち上がる。
「ユーリ、剣は持っているな?」
「はい」
これまで、短剣が必要になるような、危険な目にあったことは一度もない。けれどブラッドは、短剣をいつも身に付けておくようにと言う。それが王城内であってもだ。なんだか否応なしに、日に日に警戒心を高められていくようだ。



