でも、他の生徒達に隠れて姿を確認することができない。


「まるで、A組と同じだな」


柊真が呟いたので、あたしは「え?」と、聞き返した。


「大西さんと同じって意味だよ」


それは同じくらい人気がある。


という意味で間違いはないだろう。


けれど、あたしの胸にはなぜか一抹の不安が膨らんで行ったのだった……。