真緒さんは振り返ると、私にいきなり告白してきた。

はい?どゆこと……

「付き合ってほしい。絶対俺と付き合ったらお前のこと守るから!」

「え、ご……ごめんなさい?……」

「なななななんでぇ?!」
その人は泣き目で私に向かって叫んだ。

「え、えと、初対面だし……それに私男子苦手で……」

「ガーン」
その人はショックを受けたような顔をすると、言葉を発した。

「わかった。じゃあ、友達からでいいから仲良くしよう。そしたら俺また告白するから、その時に返事ちょうだい。」

「あ、はい……よろしく?お願いします」

「うん!!よろしく」
真緒さんはまた笑顔に戻った

なんか、これから大変なことになりそうだな……
不安しかないよ……


すると、真緒さんは私が考えていることが分かるのか、安心の言葉をくれた。
「大丈夫だよ俺が守る。て、ことでこれあげる。」

そう言われ差し出された物はGPS……

えっなぜこんな物が……

「それあげる、つけといて。俺がいつでもかけつけられるように」

「は、はい。わかりました。」

よくわかないけどGPSをつけてたら居場所が分かるから助けられるってことかな。