ここまで読んでくださった皆さま、本当にありがとうございました。


コンビニでヤンキー拾わせたろ、という妄想からはじまったこの物語。

ツイッターの140字からまさかこんな長編になるとは思いませんでした。


野いちごで連載しようと決めたときも、まあゆるーく書いていけたらいっか、と最初は思ってて。


それでも書いていくうちに、物語の核心に迫っていくうちに中途半端な気持ちで書いていいような話じゃないということに気づいたんです。




複雑な家庭で育った茅森と花平。


もっと親に見てもらえるように、

ときには親が悲しまないように、道を逸れていく。



そんな最中に出会った2人はお互いに助けてほしくて、信じていたくて、誰かにすがりたかった。


だからこそ惹かれあい、支えあえたのではないでしょうか。



「2人とも好きです」「カヤも花平くんも大好きです」という感想をいただくたびに、思わず泣きそうになってしまいます。


今まであまり言われてこなかった「好き」や知らなかった「愛」を読者の皆さまから茅森、花平へ贈っていただけることが本当に、本当に嬉しいです。ありがとうございます。





設定上どうしてもシリアス色強めになってしまい、表紙詐欺じゃねーか!と思われた方、すみません。本当にごめんなさい。

もしかしたら番外編を書くかもしれないので許してください。





茅森、花平をはじめとする『不器用オオカミとひみつの同居生活。』に登場したすべての人たち、

そして読者の皆さまに、幸せの花束を贈らせていただきます。



最後までお付き合いくださり、本当にありがとうございました。

またどこかでお会いできる日を楽しみにしています!




花袋 一