それから食べたワッフルは、さっきのやり取りを忘れるくらい美味しくて。



写真を撮られまくってるあたしたち。



さらに写真を撮る理音くん。



ちなみに、あたしの写真ね。



「やめてよね…」

「ワッフルと由乃のコラボをやめる意味がわからないっ…」



そんな『この子おかしい』みたいな顔されてもね…。



本当、飽きないなあ…。



「理音くんの、美味しい?」

「うまいよ。食べる?」

「うっ…ううん、大丈夫…」

「チッ…」



絶対『あーん』でしょ⁉︎



もうね、これ以上の嫉妬にまみれた視線に耐えれないからね⁉︎



高校の頃に学食で体験してるからね‼︎



しかも舌打ちしたし。



「あし、明日はっ、仕事…?」

「あぁ、そーだね」



急にテンション下がった。



これはいい話題を振ったと、我ながら思う。



「なんの仕事なの…?」

「仕事の話はいいよ。毎日休みなら、毎日ドロドロになれるのになぁ」



うん、知ってたよ。



今更だけど…理音くんは変態だね。



妬かせないように努力するね。