俺様天然男子

お父さんとふたりで、いつまでも見ていた。



「ふぇっ…」

「あっ、泣く…」



どんな仕草もかわいくて、看護師さんにお世話されてる姿も、ずっと見ていた。



あたしの弟…。



「名前、どうするの?」

「由布子さんがね、ユキって言ってたよ。由乃ちゃんと同じ『由』の字、使いたいんだって」

「ふふっ、嬉しい…」

「じゃあ、『由』と嬉しいの『嬉』で由嬉かな?」



写真を撮りまくって、理音くんに送った。



そのままあたしは家に帰り、写真を眺めてニヤける。



理音くんは寝てるようで、朝になってすぐ、電話が来た。



「すっごい可愛いね‼︎おめでとう。由布子さんは元気?」

「会ってないけど、元気っぽいよ。朝から写真送られて来た」

「俺も早く会いたいー‼︎お見舞いに行こうかな?」

「あたし、今日も行くよ?」

「俺も行くっ‼︎」



学校へ行き、放課後に理音くんと病院にやって来た。