俺様天然男子

もうひとつはふたつの指輪。



「これ…もしかしてペア…?」

「うん。泉が欲しいものだったんだけどね。参考にさせてもらった」

「こっち、理音くんの?」

「ちょうだい」



う、嬉しすぎる…。



なんか泣きそう‼︎



泣いていい⁉︎



お母さん以外からこんなに祝われたことないよっ‼︎



あたしのリングは小指用だった。



おぉ、ちゃんとサイズ合ってる‼︎



理音くんは中指。



「これ、着けていい?」

「いいよ。俺も開けるけどいい?」

「自信ないけど…」



この日にふたつのプレゼントをお互いに渡すなんて、考えてることが一緒すぎておかしくなる。



だから居心地がいいのかな、理音くんの隣。



幸せすぎて、美味しいご飯が喉を通らないかも。



「いいね、コレ」

「趣味じゃなかったらごめんね?」

「毎日つける」



あたしがあげたのはピアス。



たくさん穴が空いてる理音くんの耳に、仲間入りさせてもらえたらいいなって。