愛が重くて何が悪い!

「俺は学校一緒だからずっと一緒にいてあげられるよ?
女の子と喋って欲しくないなら喋んないし。
スマホも好きなだけ見ていいよ?
束縛、大歓迎だし」
「何それ、キモい」
「そういうの、好きじゃないの?」


「……そんなことしたら、重いとか思うでしょ?」
「重いとは思うよ?けど俺も重いから。
全然スマホ水没させるし、悠音さんがもらったラブレターとか俺がシュレッダーかけなきゃ気が済まない。
ずっと前から悠音さんのこと、誰にも見せたくないって思ってたよ?」


璃汰はそう言って、私をパーティーから連れ出して、誰もいないバルコニー、カーテンで中の人からは私たちを確認できない。
2人だけの空間。


「前の男とは、どこまでしたの?」
「……なんで、そんなこと言わなきゃいけないの?」
「……悠音のこと、好きだからに決まってるでしょ」


どーせ、俺が全部忘れさせるけど、と、私に口付けをした。
ドキドキ、したし、この人は私のことをずっと好きでいてくれるっていう自信がなぜか湧いて。それが私に彼を好きにさせた。