冷酷王子は子リス姫を愛でる

どうやら関係性がよくわからないようで、おもしろ発言を言ってジョアンを笑わせていたようだった。



「ルイもこんなに小さかったんだぞ」

「兄様‼︎とっても可愛い‼︎」

「そうだろう?いろいろ、教えてやってくれよ?」

「はい‼︎あっ、そう言えば父様に呼ばれてたんだ‼︎またね、フィンリューク‼︎」



バタバタと部屋から出て行った。



喜んでくれて、よかったよ。



ルイにはいろいろと頼ることになるだろうな。



歳が近いと、なにかと頼れる。



「ジョアン、キャシーがジョアンも休めと言っていたぞ」

「私は乳母ですよ?大丈夫です。このお顔を見ていると…寝ていられない…」



祖母の顔ではないか。



フィンリュークの乳母になったジョアンが、宝物を扱うように優しく抱いている。



きっとジョアンがそばにいれば、この子はキャシーのように優しい子になる。



そう思ったから、ジョアンを乳母に選んだ。



「ジョアン、これから大変になるが、よろしく頼む」

「ありがたきお言葉。さぁ、お母様の所へ行きましょうね」




初めて腕に抱いた我が子は、想像よりも遥かに軽かった。