冷酷王子は子リス姫を愛でる

リオ王子がくれた甘いチョコレートには、お酒が入っていた。



急に『飲むよ』と言い出したデイジー様と、初めて一緒に乾杯。



「シュワシュワ…」

「飲みやすいでしょう?」

「おかわり」

「はいはい。で、あなたはいつになったら私を『デイジー』と呼んでくれるの?」

「えっ、いいのですか?デイジー様、年上だし」

「キャシーの方が立場が上ではなくて?」

「そっか、そうですねー。じゃあ、デイジー…へへっ」



甘いものと飲みやすいお酒。



ヤケ酒のように飲むと、目の前がグルグルで気持ち悪い。



「うっ…」

「そんなに飲んだかしら?」

「飲んだぁ?気持ち悪いぃぃぃ」

「ここで吐かないでよ⁉︎」



その時、ノックが聞こえてデイジー様改めデイジーがドアへ向かった。



ひたすらグルグルする私…。



「キャシー‼︎ちょっと…」

「飲んだのか…」

「もしかして慣れてないんですか…?そんなに飲んではないと思うんですけど」



聴き慣れた声が聞こえる…。