冷酷王子は子リス姫を愛でる

日焼けをしないようにと、ターシャがくれた日焼け止めを塗る。



背中はリーナに塗ってもらって、リーナの背中は私が塗ろう。



そう思ったら、ターシャがリーナと日焼け止め塗りあいっこをしてしまっていた。



「俺が塗ってやる」

「えっ、そ、それは…」

「ほら、貸してみろ」



奪われた日焼け止めは、アンドリュー様が有無を言わさず私の背中にぬりぬりと…。



恥ずかしいし、なんだか強引だし…。



これもフィンの影響?



「小さくてかわいいと思うのだけどな」

「へっ⁉︎」

「俺はキャシーの背は好きだぞ?」

「だけど私は自信がないのでっ…⁉︎」



緩められた布の結び目。



あっと言う間に奪われた。



「ほら、なんの問題もない」

「かかかかっ、返してくださいっ!」

「俺は海に入ったことがない。キャシーと一緒に入りたいのだ」

「で、でもっ…」

「お前の好きなものを、俺も好きになりたい」



その言葉で、全てがどうでもよくなった。