冷酷王子は子リス姫を愛でる

夜は国王と会い、一緒に食事をした。



ここを旅先に選んだことを感謝され、今進めている事業の話など、有意義な時間を過ごすことができた。



夜は心地よく風が吹き抜ける、この王宮の一部屋。



「ヒリヒリする…」

「赤くなっているな。焼けている」

「ターシャが日焼け止めをくれました。マリーナルも暑いと思っていたけど、ここは想像よりも暑い」

「ずいぶん、ターシャと仲良くなったのだな」

「とても気が合うの。お話ししていて楽しい」

「なにか、サネルについての話はしたか?」

「まぁ、したけど…アンディには教えない」

「やはり、子どもが原因なのだな…」

「なんで?サネル王子が言ってた?」



キャシーに話したサネルの話。



この地の酒を飲みながら、ローソファーでゆっくりした時間。



最近はこんな時間も取れなかったから、なんだか幸せを感じる…。



「なら王子は自分が原因だと?」

「あぁ…」

「そうですかぁ…」



考え込んだキャシーの横顔も、やっぱり好きだと思う。