足音は1つではなく、2つあるようだ。
躊躇することなく小屋に近づいてきている。
「誰か! 助けて!」
あたしは体力を振り絞って声を張り上げた。
昨日からロクなものを口にしていないし、水分もなくて喉はカラカラだ。
それでもあたしは懸命に助けを求めた。
「小屋の中に監禁されてるの! お願いだから誰か来て!!」
2つの足音は小屋の前でピタリと止まった。
あたしはハッと息を飲んでドアを見つめる。
「ここにいるの! でも、鍵はかけられていると思うから、警察を……!」
そこまで言った時、カチャリと鍵が開く音がしてあたしは言葉を消した。
「ダメだよノドカ。あたしたちじゃなかったから警察通報されちゃうところだったでしょ?」
満面の笑みで入って来たのは千恵美だったのだ。
「千恵美……なんで、学校は?」
混乱しながら聞くと、「もう終わったよ」と、小首を傾げて言われた。
躊躇することなく小屋に近づいてきている。
「誰か! 助けて!」
あたしは体力を振り絞って声を張り上げた。
昨日からロクなものを口にしていないし、水分もなくて喉はカラカラだ。
それでもあたしは懸命に助けを求めた。
「小屋の中に監禁されてるの! お願いだから誰か来て!!」
2つの足音は小屋の前でピタリと止まった。
あたしはハッと息を飲んでドアを見つめる。
「ここにいるの! でも、鍵はかけられていると思うから、警察を……!」
そこまで言った時、カチャリと鍵が開く音がしてあたしは言葉を消した。
「ダメだよノドカ。あたしたちじゃなかったから警察通報されちゃうところだったでしょ?」
満面の笑みで入って来たのは千恵美だったのだ。
「千恵美……なんで、学校は?」
混乱しながら聞くと、「もう終わったよ」と、小首を傾げて言われた。