「血のレギンス……。 一体、なにが出るんでしょうね」 深月は秘書室でスマホを手にそう呟いた。 杵崎も気になったらしく、こちらを見ている。 もうちょっと昼休憩の時間が残っていたので、検索してみた。 なにかゴシックファッション的なショップとか、怪しいサイトとか? と思いながら表示された画面を読み上げる。 「レギンスの保温効果により、血流が……」 「仕事しろ」