っていうか、それ、何処で着るつもりだったんだと思っていると、也美に、
「うそっ。
それ、どんなのがあるの?」
と他の部署の可愛い顔をした男が訊いていた。
「え? 定番ミニスカポリスとか。
ムチとか仮面とか、ナース服とか。
あ、今どき女子高生の制服とか」
おー、と男性陣が盛り上がる。
「なんかあれはあれでよかったんじゃない?」
とそちらを見ながら、既に呑むことに専念している由紀が言う。
よかったのか……?
と深月が思ったとき、沙希が、
「そうだ。
私、清春さんにしよっと」
と突然言いだした。
ええーっ? と深月が見ると、
「なによその顔。
私が姉では嫌だとでも?」
と脅してくる。
地獄耳の万理が、
「ちょっと待ちなさいよっ」
と聞きつけ、割り込んでくる。
「あんた、清春の側に行くのには、我々、美貌の人妻による清春ファンクラブの許可がいるのよっ」
「だから、人妻なんでしょ、あんたたちーっ。
あんたたちのせいで、清春さんが今まで決まらなかったんじゃないのっ?」
「なに言ってんのっ。
深月のせいに決まってるでしょっ」
私は邪魔してませんが……と思っている間に、杵崎が現れ、テレビも始まった。
「うそっ。
それ、どんなのがあるの?」
と他の部署の可愛い顔をした男が訊いていた。
「え? 定番ミニスカポリスとか。
ムチとか仮面とか、ナース服とか。
あ、今どき女子高生の制服とか」
おー、と男性陣が盛り上がる。
「なんかあれはあれでよかったんじゃない?」
とそちらを見ながら、既に呑むことに専念している由紀が言う。
よかったのか……?
と深月が思ったとき、沙希が、
「そうだ。
私、清春さんにしよっと」
と突然言いだした。
ええーっ? と深月が見ると、
「なによその顔。
私が姉では嫌だとでも?」
と脅してくる。
地獄耳の万理が、
「ちょっと待ちなさいよっ」
と聞きつけ、割り込んでくる。
「あんた、清春の側に行くのには、我々、美貌の人妻による清春ファンクラブの許可がいるのよっ」
「だから、人妻なんでしょ、あんたたちーっ。
あんたたちのせいで、清春さんが今まで決まらなかったんじゃないのっ?」
「なに言ってんのっ。
深月のせいに決まってるでしょっ」
私は邪魔してませんが……と思っている間に、杵崎が現れ、テレビも始まった。



