あたしが羨ましがるように、わざと言っているようにしか聞こえない。


「どうやったらそこまで進むの? 夜は寝てる?」


「あはは! 寝てるに決まってんじゃん。ちゃんと寝ないとお肌に悪いでしょ?」


そう言ってチヒロは自分の頬を撫でた。


「じゃあ、どうして?」


「課金に決まってるじゃん」


チヒロは何でもないようにそう言った。


課金……チヒロもやってるんだ。


「課金って、どのくらいやってるの?」


「ん~、月に5万は課金してるかな? 多くて10万」


10万!?


そんなお金、一体どこから出て来るんだろう?