その画面を見た瞬間、雅美の顔が青ざめた。


「なんで、これを……?」


やっぱり、雅美のスマホにもダウンロードされているようだ。


「ねぇ、雅美。もしかしてなんだけど、中下チヒロって子を知ってるんじゃない?」


そう訊ねると、雅美は何度も頷いた。


「チヒロは友達だよ。このゲームを教えてくれて、ダウンロードしてくれた」


やっぱり!!


チヒロは雅美にも近づいていたのだ。


その事実にあたしは大きく息を吐きだした。


それから、残りのメンバーである美世がやってきた。


話を聞いてみると、やはり美世にも同じようにゲームがダウンロードされており、耳にはガーゼがあてられている状態だった。


全裸の写真を撮影すると言う命令に躊躇していたせいで、耳の上半分ほどが引きちぎられてしまったらしい。