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翌日、A組に投稿するや否や香菜美が駆け寄って来た。


「ちょっと優奈、大丈夫だったの?」


その質問にキョトンとして香菜美を見つめる。


「大丈夫って、何が?」


そう聞きながら、自分の机に鞄を置いた。


「何がって……」


そこまで言ってクラス内を見回す香菜美。


そう言えば、A組に入った時からみんなの視線を感じる気がする。


「話題になってるよ。空家に不法侵入してたって」


耳元でコソッとそう言う香菜美に、あたしは「あぁ、あれかぁ」と、ほほ笑んだ。


「大丈夫だよ。ちょっと捕まっただけだし」


あたしの返事に香菜美は驚いたように目を丸くしている。


「捕まったって優奈……」


「そんなに驚いてどうしたの? それよりさ、あたしが捕まった時に京太が家から出てきて助けてくれたんだよ」