運命ノ黒イ糸

「そ、そこまで大げさかなぁ?」


あたしはそう言って苦笑いを浮かべた。


なんだかすごく特別なことのように感じられて、だんだんと嬉しさが湧き上がって来る。


それと同時に冷静になってくる自分がいて、お弁当に視線を落とした。


明日は母親に2つお弁当を作ってもらわないといけなくなりそうだ。