髪の毛を離されても、絶望で言葉がでなかった。
ただその場でうなだれ、涙を流すことしかできない。
西村君はそんなあたしを横目に、ゴミ袋の1つを開封した。
途端に異臭がキツクなる。
「遙ちゃんの言ってる西村君は、こっち」
そう言い、西村君はゴミ袋に片手を突っ込みソレ、を取り出した。
西村君と同じ顔をした男の人。
しかし首から下はなく、途中で切断されていた。
持ち上げられた生首からはボトボトと血が流れ出し、顔は真っ白に染まっている。
白目をむいて飛び出さんばかりに剥きだされた眼球。
死ぬ前に拷問を受けたのか、頬のあちこちに切り傷があり、両耳はそぎ落とされている。
「これ、双子の弟」
西村君はそう言って、生首の頬を舐め上げた。
あぁ……。
なんでこんなことになったんだろう。
込み上げて来る吐き気。
ただその場でうなだれ、涙を流すことしかできない。
西村君はそんなあたしを横目に、ゴミ袋の1つを開封した。
途端に異臭がキツクなる。
「遙ちゃんの言ってる西村君は、こっち」
そう言い、西村君はゴミ袋に片手を突っ込みソレ、を取り出した。
西村君と同じ顔をした男の人。
しかし首から下はなく、途中で切断されていた。
持ち上げられた生首からはボトボトと血が流れ出し、顔は真っ白に染まっている。
白目をむいて飛び出さんばかりに剥きだされた眼球。
死ぬ前に拷問を受けたのか、頬のあちこちに切り傷があり、両耳はそぎ落とされている。
「これ、双子の弟」
西村君はそう言って、生首の頬を舐め上げた。
あぁ……。
なんでこんなことになったんだろう。
込み上げて来る吐き気。



