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それから二人は学校を早退し、私服に着替えてから市立図書館へ来ていた。


今は平日の昼間なので利用客は少ない。


できるだけ目立たないように顔を伏せて、パソコンコーナーへと移動した。


「人形の呪いで検索すると沢山出て来るね」


小声でアケミが言った。


横から画面を確認して千夏が頷く。


藁人形や、身代わり人形。


人形を利用して相手を呪う方法は沢山あるみたいだ。


それを確認していくだけでも、背筋が寒くなって行く。


自分たちの身にこんなことが降りかかっているだなんて、信じられなかった。


「定期購読ドールに関してはなにも書かれてないね……」