私に似てる?

私に似てるから仲良くしてるってこと?

そんなの。そんなのって………

「私は佐川の好きな人じゃない!私は私でその人はその人!なんで今そんなこと言うの?私が佐川のことどう思ってるか知らないくせに。私の気持ちも考えてよ。」

佐川は驚いている。

「私は佐川の好きな人じゃないから。」

きっぱり、はっきりと言った。

涙で声が震えていたが話し続けた。

「今日は帰って。」

そう言うと佐川は私の部屋を出ていった。

しばらくして家のドアが閉まる音がした。

ばか。