叶わなくてもいいから、恋したい。

「遠くってどれぐらい遠くなの?」

翔輝は悩んでいるようだった。

遠くに行くのは決まってるけど、明確なところまでは決まってないのかな?

「まあ、今度話すよ。」

何々?

そんな深刻なの?

嫌だ。

翔輝がどっか行っちゃう。

初めて感じたこの感情はなんだろう。

これまで何人の友達がいなくなったのだろう。

みんな、転校してしまったのにここまで不安になったことはない。

なんで?

翔輝だから?

大好きで特別な彼氏だから?

分からないことでいっぱいになった。