「清汰!」

後夜祭で清汰を見つけ、駆け寄った。

でも、清汰は体育館裏へ逃げていった。

「待ちなさい!」

「ついてくんな!」

やっと清汰を捕まえた時には学校から出ていた。

「はぁ。おまっ、まじ、足、早ぇ。。」

足が速いことだけが取り柄なの!!

「私は清汰と話したいの!」

「あ、そ。なあ、体育館裏行かない?」

「うん。」

体育館裏の非常階段を登った。

そこからはしっかり花火が見えた。

夜空に咲く火薬の花は私達を照らした。

「ごめんね。私、全く清汰の事分かってなかった。」

「分からなくて当然だよな。」

「なんでよ。何でも言ってよ。」

「困らせてもいいなら、言うけど?」

「困るようなことなの?それならいいかな。」

「分かった。心の準備が出来たら伝える。」

え?何。この雰囲気。

ヤバい、緊張する。。。。