その姿に頭にきた私。


また部長に怒られてもいい
パワハラだと言われてもいい
ここはちゃんと指摘して
正さないといけないと思って
「萌花!」
と萌花のデスクの横に立った。


「あ。。。萌香先輩。。。」


「ちょっと この前発注した件なんだけど
ちゃんとファクス流した?」


「発注の?件?
色々してるのでどの件か。。。」


その言い方に私をまたカッ!させる。


「イタリア製のシャンデリアよ!
あんたそのカタログ見て
『わー!豪華ですねぇ』って
言ってたじゃない」


「あ〜ありましたね」


ありましたねぇ???


「桜ホテルに届かないで
そこには 医療ベットが
届いてるみたいだけど何で?」


「え???そんなはずは。。。」


「そんなはずは。。。
それはこっちのセリフよ!
自分からファクス流しときます!
って言ったんじゃん!
確認不足だから部長に怒られたのも
わかるけどさ
あんたの失敗は全て
あたしの責任に問われるのよ!」


「もぉー先輩怖いです
そんな怒んないで下さい」


「怒るでしょ!
なんでそうなったのか!って
そこが知りたいのよ!
後はファクスするだけだったでしょ?
書き換えたりした?」


わざとやったか?


「書き換えたりなんか・・・
しませんよ・・・あ。。。」


萌花は何かを思い出したかのように
あ。。。と発した。