瞳に太陽、胸に星 ~誤解から俺様アイドルに付きまとわれてます(困)~



好み、なんて恥ずかしいこと言われるとは思ってなくて。
でも面白いって理由でキスされてたなんて腹立たしくって。
なんだか頭の中がぐちゃぐちゃで。
思わず平手が飛び出しそうになったとき。

「スミマセン、シャシン、イイデスカ」

前に並んでた観光客っぽい外国人がカメラを掲げた。
あたしはそのカメラに手を伸ばして、撮ってあげようとしたんだけど。

「オーケー♪」
「えっ」