青春・友情
完

- 作品番号
- 1512245
- 最終更新
- 2019/01/19
- 総文字数
- 10,020
- ページ数
- 62ページ
- ステータス
- 完結
- PV数
- 25,890
- いいね数
- 1
英語で話しているときだけ
自分に自信が持てた
理由は単純
私は、日本語が嫌い
忙しい両親にかわって、祖父母に育てられた
おかげで、学校で習っても、友達ができても
ベースが訛っていて抜けない
それが理由で少し付き合った彼氏にもフラれた
だから、日本語のない国で生きていきたい
そう決心して、たくさん勉強して
外語大学に入った
でも
『ニホンゴ、トテモ素敵な言葉デス』
『アナタの英語、ニホンゴナマリネ。でもワタシタチキニシナイ。セカイはナマリで
デキテイルデス』
ここに来て、世界を知ったら、日本が、日本語が、好きになった
そしてなにより
きみと
出会えた
**********
神田外語大学×野いちご 夢のキャンパスコラボ
最優秀賞をいただきました
ありがとうございます!
**********
☆…☆…☆…☆
◆レビュー・感想ありがとうございます!◆
フェザーフォルテ 様
あまのiん 様
Coconakid 様
星野リゲル 様
朝井鳴 様
☆…☆…☆…☆
この作品のレビュー
神田外語大学×野いちご 夢のキャンパスコラボにて、最優秀賞をとられた作品です。
流石は運営さんが評価なさった作品というだけあり、一万という文字数で綺麗に起承転結が描かれておりました。
とても文章が読みやすく内容にも引き込まれるので、ページを捲る手がとまらず完読まで時間がかからないのも魅力です。
言語の訛りというコンプレックスを抱くヒロインが、周囲の思いやりに触れながら成長していく物語。
リアリティがあって、似たような境遇の方がいれば是非読んでいただきたい、前向きになれる素敵なお話でした。
ベンくんが理想のヒーロー像なので、アリスちゃんと幸せになってほしいと願わずにはいられない、そんなほっこりする終わり方でした。
この度は素晴らしい作品を世に送り出してくださり、有難うございました!
昔の私は標準語に憧れていました。だけど関西弁で、県外に引っ越したから、日本語トライリンガル状態ではなくチャンポンラーメンな日本語です。英語は超苦手なのですがイギリス英語に憧れた幼い日々を思い出しました。ホームズやうさぎのピーターや野ねずみやアーサー王なんかのミーハーで(笑)
それはそうと遅くなりましたが、受賞おめでとうございます!☆
この世界は、なんて素敵すぎるんだ。
主人公は訛りに強いコンプレックスを持ち、その影響で神田外語大学に入ります。
頑張って隠していた訛りですが、うっかり出てしまい、もうダメだと思い込んでしまいます。
ですが、周りの人は馬鹿にせず、励ましてくれました。
優しさにあふれていて、読んでいる私も心が温かくなります。
どの国にも訛りはあるし、訛りをなくそうと無理に合わせるより、お互い言葉の特徴を理解すればいいんじゃないと思わせてくれました。
登場人物の優しさと、希望が見えるラストが印象に残るストーリーでした。
この作品の感想ノート
私も将来は外国に住みたいと思っていたので、主人公に親近感が湧きました。なので、英語はコミュニケーションのツールであって日本について知ることが大切、という文が印象に残りました。主人公もこのことを知って盲目的だった自分を知ったように、私も盲目的だったのかもしれないとかんじました。すてきな話でした!
最優秀賞おめでとうございます✨
拝読しました!
僕自信、英語が苦手で、言葉の壁を感じる事が多くて、それがコンプレックスだったので、この話には感じるものが多くありました。
『訛り』も主人公の劣等感を表していて心情がよく表れていました。彼女たちの会話を通して、作者様が伝えたいメッセージのようなものが伝わります。
話の筋もしっかりしていて、山場に恋愛要素があり、そのまま結末に向かって滑走路を離陸した、みたいな痛快さすら感じます。最優秀賞を取れたのも納得です。
面白い話をありがとうございます(*^^*)
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