こんなの、ずるすぎる……! 奈々に聞いたのは、あの鏡のためじゃなくて、もしかしてこのため? 本当に本当に、これ、あたしのためなの? そう思って、 カラダがカーっと熱くなるのを感じた瞬間。 ふわり。 ふいに、あたしのカラダが、あの花びらでできてるみたいな錯覚。 花びらでできたあたしのカラダはとても軽くて。 辛い恋とか、いじめとか、さっき転んだ痛みとか。 そういうのが全部、どこかへ行ったような。