あの人、多分根は優しいんだろうなぁ。
まぁいいや。私は私なりにこの“遊び”を楽しむから。
寝室に戻る頃には日が登っていた。
戸を開こうとして襖に手を掛けると、襖が思い切り開いた。
「わぁっ!!!」
「わっ!!!」
「お、沖田さん!おはようございます!!」
少しの間呆然と私を見つめた後、沖田さんは頬を膨らませて訴えるように叫んだ。
「………おはようじゃないでしょ!!!いなくなったかと思ったよ!!」
「すみません」
「どこ行ってたの?!」
「あの、早く起きてしまって、目が覚めちゃってそれで金魚を見に………」
「………はぁ。心配させないでよ。僕、結構君の事信じてるんだから」
「え?」
「ほら、朝餉行くよ」
「は、はい……!!」
沖田さんは何事もなかったかのように広間へ向かい、朝餉を食べ終えた。


