「許せるわけねえだろ!!!さっきからなんなんだ貴様は!!」
「通りすがりの者です」
そう言うと、浪士は何を思ったのか、刀を下げ不気味に微笑んだ。
「……いいだろう。そいつは許す」
安堵(あんど)したのもつかの間、浪士は「だが」と続けると鞘に手をかけた。
「俺に盾突いた貴様は許さん」
そう言って抜刀し、私に振り下ろした。
「っ」
瞬時に刀でそれを受け止めた。
「なっ!?何故貴様のような女が刀を持っている!!」
怒鳴り散らす浪士を無視して、「峰打ちだから」と言って浪士の溝を叩いた。
一撃で気絶した浪士を見下ろすと、再び女性に向き直った。


