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「おはようございます、沖田さん!!!」



「朝から元気だね〜」



そう言って沖田さんは眠そうに布団から出ると背伸びした。



「今日は巡察の日ですよね!」



「そうだよー」



「私も同行するんですよねっ?!」



「もちろん」



「やったー!!」



「そんなに嬉しい?」



「はい!!楽しみですね!」



「巡察なんて、思ってるほど楽しいものじゃないよ〜」



「それでも京の町を歩けることが嬉しいんです!」



「そんなにここがゆかりなの?」



「はい、昔色々あって」



「そう、なんだ」