何をしでかすか分からないとの事で、私は沖田さんと相部屋になった。沖田さんの部屋は殺風景で、必要最低限の物しか置いてないようだ。
「布団はこれ使ってね」
と、押し入れから布団一式を取り出した。
「沖田さんの布団はあるんですか?」
「僕は雑魚寝するからいいですよー」
「そんなのダメです!私が雑魚寝しますから!!」
「君、女の子でしょ?遠慮しないで」
沖田さんが譲るようにも見えなかったから、私はお礼を言って布団を借りることにした。
「あ、もうすぐ夕餉(ゆうげ)の時間だ」
「私は結構ですので」
「なんでですか?美味しいですよ!」
「違うんです……食べられないんです」


