「見よ、これはヒナタから受けた傷だ。ここにあった核が割れた故、魔力を上手く制御できなくなったのだ」 もう片方の手で、傷を指差しながら自慢げに語る。 確かに核は破壊したけど、額に古傷がある=私が倒した暗黒龍と解釈するのは、ゴリ推し過ぎる。 「あー。それはちょっと、説得力に欠ける証拠かもしれません」 「なに、駄目か?」 「駄目ですね」 私の駄目出しに、満面の笑みを浮かべていたエヴィエニスがシュンと肩を落とす。 この暗黒龍、もしかして……もしかしなくても、天然キャラなのか?