ふと、わが家の本棚にあった、昭和に出版された古い本を思いだす。

その中には、男性で同性を好きになる、女装する人に対して「倒錯」という言葉を使っていた。

現代はというと。
ある日の深夜、日テレを何気なく見ていたら、映画が放送されていた。映画の案内人として出演していた人の中に、女装している方がいた。日テレで働いている人だという。

昔、ゲイは一種の病気のようなもの、と間違った認識をされていた時代がある、と知ったのは、そのときが初めてだった。

ちなみに放送されていた映画は『チョコレートドーナツ』。ゲイの男性が出てくる。