バラエティ番組の、これはセーフ、これはアウト、という線引きは、その時の視聴者によってだいぶ変わります。

私が子どもの頃は、芸人がゲストの芸能人の両足つかんでジャイアントスイングでぶんぶん振り回してふっとばす、なんてことをしても、そんなにクレームがなかったような。(「爆裂お父さん」のことです)

お父さん役の加藤浩次さんがジャイアントスイングで振り回しているあいだだけ、ゲストの曲がオンエアされるので、振り回された人が終わったあとにお礼を言うという、バラエティ番組だからこそ許される、奇妙な感謝の構図でした。

なにがアウトになるか。
最近は、ただ笑わせるだけ、ってバラエティ番組は少なくなった気がします。

でも『水曜日のダウンタウン』は、悪ふざけにならないきわどいところを行ったり来たり、時に越えてしまったりしてますよね。
あとは、深夜に放送時間が変わってからの『ロンドンハーツ』かな。深夜番組だからOK、っていう暗黙の了解をとことん楽しんでいるような番組になったような。