向井さんは、「男前ランキング」で1位になったことがある。

テレビに出始めた頃、パンサーを説明する言葉としてよく聞いたのは「イケメントリオ」。芸人というより、アイドルのように言われていた。

この「アイドル」について、ビートたけし氏は著書『間抜けの構造』でこう書いている。(一部引用)

「それは最近のエンタテイメント全般で言えるね。いろいろ見ていると、盛り上げるのは若い人なんだけど、それをダメにするのも若い人たち。若い人たちが「おもしろい!」って集まってきて盛り上がるんだけど、しばらくすると潮が引いたようにいなくなっちゃう。」

「アイドルがその典型。ある時期になったら、客がバッと卒業しちゃう。」

「お笑いもそう。若いファンがついて、彼らが卒業してブームが去る。あらゆるものが「アイドル化」していると言える。」