ほかに参加したことがある人の話だと、観客席で起きた乱闘を止めようとした人がいたら、その人が殴られてケンカになった。ほかの選手や、その仲間たちが大麻を吸っていて、ハイになって試合に出てる人がいた。踏まれて、内臓が破裂した人がいた。

「僕はおすすめしないですね」と、スポーツとしてちゃんとしてるところに出たほうがいい、と言った人もいました。

当然、ケガをするけど、治療費は自腹。全治３か月でも自腹。補償は、まったくない。

試合前に、もし何かあっても、責任を持ちません、という契約書にサインを書かされる。つまり、試合に出てひどいケガをしても、万が一死んでも、ってこと。

そんなにリスクがあるのに、ファイトマネーは「ほとんどない」。
入場券を何枚かもらえるので、それを売ると5000円ぐらいで、それが報酬に。場所によっては、10万とか20万もらえるところもある。

話を聞けば聞くほど、地下格闘技で戦うのって、デメリットしかないような。