気になったのは、前回、ほかの人に整形してほしくない、みんながかわいくなっちゃうとついていけなくなる、言っていたユキノさん（仮名）。

自分の顔が特に気になりだしたのは、大学生のとき、仲のいい友達と居酒屋に飲みに行って「自分のチャームポイントは？」という話題になった。すると、友達が「ユキノはそのだんご鼻でしょ」と指摘され、「私ってだんご鼻なんだ…」「不細工がバレてる」と恥ずかしくなった。それでずっとマスクして生活するようになったそう。

あるとき、それは醜形恐怖症じゃないかと教えてくれた人がいたそうです。

……その友達、デリカシーのない人だね。こういうの悪意なく言う人っているんだよな。

「ちょっとー！　だんご鼻ってチャームポイントじゃないでしょー？！」とか、明るく言い返せるといいんだけど。自分も黙ってダメージ食らうタイプだから、わかるな。



ユキノさんはその後、最初に顔の脂肪を溶かす注射をした。そのときカウンセラーに「ほかに気になってることってある？」と訊かれ、鼻のことを大号泣しながら話した。そこで自分の悩みの大きさに気づいたそうで。

まあ、こう言っちゃなんだけど、「顔がいい」っていうのはそれだけですごいプラスになる。

「人は外見じゃない」っていうけど、あの言葉は、誰かと仲良くなって、長く付き合う人かどうか選ぶときに必要な言葉ではないかと思う。