生前、好きなのを持ってっていいよ、と言われていたお孫さんの女の子が泣いていた。昔とは違い、彼女が生きる今の世の中は、女装を白い目で見る人は少なくなった。「女装家」という言葉ができて、テレビで女装する人を見るのはごく普通の光景だ。

そういえば、キャンディさんのご家族は顔出しで出演していたけど、キャンディさんの本名はいっさい出てこなかった。キャンディさんの「自分らしさ」を壊さずに取材していたのは良かった。

人の目を気にせず、好きなことをやり続けられる人はなかなかいないと思う。愛してやまないものがあったキャンディさんの人生を見て、うまく「自分らしさ」を出せない人は勇気をもらったり、励まされたりしてるんじゃないかな。


視聴した番組
『ザ・ノンフィクション 30周年特別企画『キャンディさんの人生」最期の日々』
2025年10月26日