『最後の講義』は、文字どおり、人生最後に、何を残すか？　がテーマ。

漫画家、西原理恵子さんの講義のテーマは
「女の子の人生で覚えておいてほしいこと」

町一番の不良の男は、町一番のバカ。そんなダメなやつに、先輩の女性が中出しされ、あっという間に無職の男との子どもができる。大人は子どもを殴るのが当たり前。自分もいつかこんな風に、子どもを殴る大人になるんだろうと思っていた。それが、西原さんが子どもの頃に見た現実。

西原さんの人生は、人によってはうつ病になったり、トラウマになったりするんじゃないだろうか。ギャンブルをやめられなかった父の自殺。父にボコボコに殴られた顔で、お葬式に出た母。こんなハードな経験を笑い話にして、しかも、笑いをとっていた。

私は西原さんの本を１冊読んだことがある。漫画は、ネットで紹介された記事を何回か読んだことがあるだけで、最初から最後まで読んだことがない。

でも、女性週刊誌が西原さんを取材し、いままで出版された作品から名言を引用していた。その記事で、西原さんがどんな人生を歩んできたのか知ることができた。