鳴海の父親は、ちょっと昭和の匂いがする、頑固そうな人。

「女の人生っていうのはなぁ、まずは結婚して、子どもを生むのが幸せなんだよ」なんて思っていそう。

(自分が独身のせいなのか、ついマイナスなものの言い方になってるなー。気にしないでね。笑)

鳴海の前で、「やっぱり女一人の老後ってのは、みじめなもんだな」と、

伯母が孤独死したことに対しても、独身だったからああいう最期になったんだ、と言わんばかりの発言を。



鳴海は、恐怖心にかられ、突然「一人で死にたくない!」と強く思い、マッチングアプリで婚活をスタートさせる。が、39歳という年齢が良くないのか、うまくいかない。

しかも、あまり表情が変化しない、メガネをかけた職場の年下の男性、那須田が鳴海に話しかけてきた。

成海が婚活を始めたことを知ると、職場にほかの人がいなくなってから、

「結婚すれば安心って、昭和の発想ですよね?」

と、結婚すれば何もかも大丈夫、というわけではないのでは? と痛いところを直球で言ってくる。

この那須田って人、見ていて思ったけど、成海に片思いは……してない、のかな? また同じことを言いますけど、感情が顔に出ないタイプの人なのか、成海に対してどう思っているのかがわからない。何を考えているのか、かなりわかりにくい。