ドラマのストーリーを見ていると、工藤は、依頼人の男性が一人の女性を思うあまり、犯罪者になりそうになっても、その気持ちに寄り添うような行動をとる。工藤自身も、自分の仕事上、聞き込みをしないといけないので、明らかに反社の人と話をしたり、解決手段として暴力をふるうことも。

あまり治安の良くない街で、工藤俊作は生きているのかな。そういえば、ドラマのオープニング曲も『Bad City』だし。

刑事もののドラマだと、主人公は正義の側に立っていることが多いけど、工藤は人間のダークサイドな部分にもごく普通に触れるし、どちらにも立てるような感じ。探偵としての仕事上、他人とかかわるけど、別に人助けをするのが好きというわけでもない。警察官をおちょくるようなことを言ったり、きれいな女性の前では自分を良く見せようとしたり。ただ自分の思うままにやってる、そんな自由さを感じる。

いまのドラマと昔のドラマで同じだと思ったのは、反社の人の服装。黒いサングラスとか、なぜかその人だけ浮いているように見える、派手な色のスーツやシャツ。悪いことしてるんだろうなこの人、って思わせる服装ってありますよね。


視聴した番組
『探偵物語 第11話「鎖の街」』
2025年2月18日