芸能人18人が、100キロマラソンを走り続け、後ろから折ってくる鬼に追いつかれたらアウト。最後は、1位でゴールした人に賞金1000万円、という、100キロサバイバルマラソン。

結果を先に言うと、番組終了後、この企画がネットニュースの記事になっていろいろと書かれていた。
が、この企画、参加した芸能人の体力をこれでもかと奪う、見ているこっちにその大変さ、辛さがありありと伝わってくるものだった。

そもそも、この夏の暑さを考えたら、100キロマラソンをさせるのってどうなんだろう。30度近い気温の中、走り続けるのだ。熱中症のリスクにフジテレビが気づかないわけがない。ならば、そのリスクを回避するにはどうしたらいいか、番組スタッフは考えたはず。

幸い、熱中症で倒れたとか、救急車で運ばれた、なんて人はいなかったけど、見ているこっちが「大丈夫?」と思うシーンはいくつもあった。

私は番組をずーっと見ていたわけではない。けど、走れなくなって脱落した人が、ふらふらになりながらその場に座りこんだり、表情が疲労困ぱいで無表情になっていたり、もしかしたら、かなり体調が悪いのでは? と思うような状態だった。

でも、途中で脱落した人は、数分のかなり短い映像にまとめられ、この人が脱落しましたという情報として伝えられて終わり。

これだけ体力を酷使して、映るのがこれだけか、と考えると、走った人たちの努力に報酬(テレビに映る)が見合っていないように思えた。