それではドラマの内容に戻ります。

大学でリナと再会した留奈(リナは、『明日カノ』に出ていた人)。
リナに「現実ちゃんと見てるよね」と言われ、「見えなくなることも、たまにあるけどね」と返しながら、一瞬だけネット配信者の隼人のことを思いだしている。

江美はサチコと、20年以上前に追いかけていたヴィジュアル系バンドのライブを観に行く。これがほんと楽しそうだった。心だけ若いときに戻ったようで。

サチコに先にホテルに帰るように言い、夜に一人、金網越しに電車を見下ろし、レモンサワーの缶を飲み、
「まあ、私の人生こんなもんか」とつぶやいたあと、

心で、「これでいいいんだ。いや、これがいいんだ」と思い、ふっと笑った江美。
独り言にも、心の声にも、以前のような暗い感じはない。
電車が走り去っていく風で揺れる江美のロングヘアと、後ろに広がる街の光も相まって、とても前向きで、夜なのに明るい光景。

その後、江美はお引越し。心機一転という感じ。