40代になった江美は田舎に戻り、地元のスナックで働き始める。生き生きしている江美。水を得た魚(うお)のよう。

ああやっと幸せそう、と思いきや、このスナックでも江美より若い店員がいて、その店員のほうが人気がある。江美は男性からの需要が減っていることを痛感するのだ。

だから夜の仕事は長く続けられない。そして、過酷だ。

久しぶりにバンギャ仲間のサチコと再会した江美は、サチコが結婚、出産し、家庭を築いていることを知る。
自分との違い、持っていないものを見せつけられると辛い。

清掃の仕事を始めた江美。でも昼夜逆転した生活リズムのせいか、先輩のおばさんから厳しく怒られてしまう。昼の仕事より、いまで長く続けていた夜の仕事ほうが彼女には合っていたのか、清掃の仕事をやめてしまう。