『となりのチカラ』第8話で、涙が止まらなくなったシーンがありました。
清江さんが施設に入るため、託也くんとマンション住民が見守る中、施設のワゴン車に乗る前。

最初は、託也が託やだとわかっていて、別れる前にハグをしたい、と清江さんが言うんだけど、途中で急に、「誰ですか?」と託也がわからなくなってしまう。

昔、『東京タワー 〜オカンとボクと、時々、オトン~』を読んだけど、その本の最後のほうに、認知症になった人のことが書かれていて。
いろんな時代の、その人の記憶が、ランダムに出現している、と。

清江さん、車に乗る前、最後まで託也くんのことを心配していて、
マンション住民の頼子さん、マリアさん、上条くん、管理人の星さん、それに幸太郎と愛理にも、託也くんのことを「よろしくお願いします」って言うんですよ。