夜、黒いコート、黒い野球帽、黒いマスクの少年Aかもしれない人、上条を見かけ、声をかけるチカラ。デリバリーのバイトをしていた。
すると、指をさす上条。頼子から言われた方角とは正反対だった。当たらなかったね、占い。
歩道橋の上にいた清江さん、欄干の上に足をかける。
「託也のために、こうするほうがいいんです」
自分が死んで、託也にお金を残し、「今以上に、あの子を苦しめなくて済む」
死のうとしている清江に、なんて言えばいいのか考えるチカラ。
そのとき、「あっ、思いだした! やっぱり会ったことありますよ僕たち」
足をくじいた清江さんを、チカラ、おんぶして横断歩道をわたってあげたことがあった。そのときも、清江さんが「僕が悪い子だから……」と託也の話をしていたと。
すると、指をさす上条。頼子から言われた方角とは正反対だった。当たらなかったね、占い。
歩道橋の上にいた清江さん、欄干の上に足をかける。
「託也のために、こうするほうがいいんです」
自分が死んで、託也にお金を残し、「今以上に、あの子を苦しめなくて済む」
死のうとしている清江に、なんて言えばいいのか考えるチカラ。
そのとき、「あっ、思いだした! やっぱり会ったことありますよ僕たち」
足をくじいた清江さんを、チカラ、おんぶして横断歩道をわたってあげたことがあった。そのときも、清江さんが「僕が悪い子だから……」と託也の話をしていたと。



