<以前、『B あなたのおかげで今の私があります』(KADOKAWA)という著書を上梓されたタイミングで、「尼神インター」の誠子さんにインタビューをしたことがあります。>

<タイトルの「B」はブスのこと。誠子さんは人生で幾度となく投げかけられてきたという「ブス」の言葉に向き合い、ネタにも取り入れてきた漫才師です。彼女は「容姿いじり」についてこう語ってくれました。

「1、2年くらい前かなあ。確実に時代が変わったなと感じた瞬間がありました。「ブスいじりは本人がよくても、それを見て傷つく人がいる」っていう意見が出てきた。ただ、それに対して「困るなあ」とか「ブスいじり、ええやんか」という気持ちは全くありません。私たちは芸人である以上、人を笑顔にするのがいちばんの目標なので、少しでも不快な思いをすることはやっぱり違うなと。あえてコンビで話はしませんでしたけど、ネタの書き方は確実に変わりました。
私たちがおもしろいと思ってることは他にもっといっぱいあるから、それを出していこかって、今は逆にワクワクしてます。」>

(<>内、記事から一部引用)