頭痛と発熱で夕飯が作れなかった暢は、ベッドに寝ていた。
帰ってきた藍子、「はい、これ」とポカリスエットのペットボトルを差し出す。
それは、藍子が浮気相手と会っていたとき持っていた、ビニール袋の中にあったものだと気づいた暢。これを持ってホテルに行ったのに。
当然、飲みたいなんて思えない。受けとらず、「ごめん、一人にして」と背を向けた暢に、「じゃあなんか食べるもんある?」と藍子。
この人、夫が目の前で具合悪そうにしてるのに、いたわらない。おかゆでも作ってあげたらいいのに。
「私仕事で疲れて帰ってきて超おなかすいてるんだよねー」
「えっ?」
「しょうがないからカップ麺でも食べようかなー。っていうかカップ麺とか嫌なんだよね。
ていうか大人なんだからさ、体調管理ぐらいちゃんとしな? 私来週大事な出張なんだし、うつさないでね」
と言って、藍子、ドアをあけて出ていった。
ああ、すごいね。100点満点の自己中。
帰ってきた藍子、「はい、これ」とポカリスエットのペットボトルを差し出す。
それは、藍子が浮気相手と会っていたとき持っていた、ビニール袋の中にあったものだと気づいた暢。これを持ってホテルに行ったのに。
当然、飲みたいなんて思えない。受けとらず、「ごめん、一人にして」と背を向けた暢に、「じゃあなんか食べるもんある?」と藍子。
この人、夫が目の前で具合悪そうにしてるのに、いたわらない。おかゆでも作ってあげたらいいのに。
「私仕事で疲れて帰ってきて超おなかすいてるんだよねー」
「えっ?」
「しょうがないからカップ麺でも食べようかなー。っていうかカップ麺とか嫌なんだよね。
ていうか大人なんだからさ、体調管理ぐらいちゃんとしな? 私来週大事な出張なんだし、うつさないでね」
と言って、藍子、ドアをあけて出ていった。
ああ、すごいね。100点満点の自己中。



